3300系リニューアル更新車(3328F) 840列車 各停
京都本線 南茨木 2007年8月15日撮影

3300系未更新車(3314F) 842列車 各停
京都本線 南茨木 2007年8月15日撮影

3300系(3320F) 8040列車 準急
京都本線 南茨木 2007年8月15日撮影

1.概要
 1969年(昭和44年)開業の大阪市交堺筋線乗入車として、1967年(昭和42年)よりわずか2年間で120両も製造され、その後に増備された3950形を加えれば126両という大世帯の形式です。

2.車体構造
 車体は18m級の車体で片側に両開き式扉が3扉設けられてます。大阪市交通局堺筋線相互乗入の関係で、市交60系と同じ寸法となり、正面車掌側に手動式の方向幕が取り付けられました。

3.車内設備
 座席はロングシートとなってます。

4.機器類
 制御装置は抵抗制御ES583が採用され、130kWの主電動機を制御してます。駆動装置には中空軸平行カルダン駆動式となり、ブレーキ方式は電磁直通ブレーキと発電ブレーキとなってます。阪急で初めて台車にS形ミンデンが採用されています。

5.主な履歴
 1979年(昭和54年)に大阪市交乗り入れ車6連化に備え、3950形は製造時期が製造されました。製造時期が5300系量産体制の時期だったため、若干車体寸法が違っています。
 1981年(昭和56年)冷房改造がはじまり、スィープファン付の最新のものが採用され、前面も6000系のような前面となりました。
 1989年(平成元年)に一部の列車が8連化されました。
 2003年(平成15年)に一部の8両編成が7両編成に組成されました。
 2003年(平成15年)よりリニューアル更新が始まりました。概要は下記の通り。
 ・側扉の窓を下方向に延伸。
 ・車内にLED案内表示器を設置。
 ・開閉通知チャイム設置。
 ・冷房室外機カバーをステンレス製のものに交換。
 ・標識灯をHID化。

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