8000
8000形 大牟田線 西鉄二日市

 1989年(平成元年)に西鉄創立80年とアジア太平洋博覧会の開催に合わせて、6編成36両が登場した、西鉄の現在の特急用車両です。
 番号の付け方は2000形と同じシステムになっています。
 正面は曲面ガラスを使用した大胆な流線形スタイルとなり、側面は両開き2扉、扉間窓は両端が1段下降式の2連窓の他は固定窓となっています(中間車の扉間窓は6組)が、側窓間の柱は黒く塗装されていて、あたかも連続窓の様に見えるます。
 特に先頭車は運転台側の扉を中央寄りに配置して、運転台と扉間に幅2.66mもある極めて大きな側面窓を配しており、これまでの西鉄車両からは大きくイメージが変わりました。
 基本性能は、5000形とほぼ同一ですが、ブレーキは電気指令式となり、運転台もセンタワンハンドルマスコンを採用しています。
 車内は転換クロスシートで、車端部がロングシートです、ただし先頭車の運転台後部(大窓部)は転換クロスシートになっており、前面展望を考慮しています。
 また近年の特急用車両では当たり前になった、カード式の公衆電話がモ8003に設置されています。この関係で、モ8003には大牟田線車両では唯一の連結面扉が取り付けられています。
 8000形は、大牟田線の特急列車に使用され、名実共に西鉄の看板電車として活躍しています。
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