2000系(2192) 南海本線 新今宮 1999年5月8日撮影
 1990年(平成2年)、高野線の急行の輸送力不足を補うために登場した車両です。
 当時すでに定評をえつつあったVVVF制御を南海では初めて採用。車体はコルゲートの少ない軽量ステンレス製となりました。
 正面のスタイルは貫通式ながらも、左右の窓が上下に長く伸びた形。切妻ではなく上部が軽く傾斜し、全体に丸みを帯びた顔。このスタイルは1000系にも受け継がれ、新しい南海電車の顔となりそうです。
 なお、2000系の登場に合わせ、山岳区間での回生失効対策として、地上側に抵抗によって回生電力を吸収する装置を設けて、安定走行を確保しています。
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