2000系
2000系(2005) 快速特急 302レ 名鉄本線 神宮前 2007年1月3日撮影
 2005年(平成17年)に開港した中部国際空港(セントレア)へのアクセス特急として、2004年(平成16年)に登場した特急車両です。
 車体は車体は軽量化が図られた鋼製車体で、先頭部は外板塗装仕上げに透明のポリカーボネードが取り付けられてます。
 連結時に編成間の移動を可能にするため、半自動幌連結装置を備えた貫通扉が設けられてます。
 車体断面形状は曲線で傾斜制御を行っても車両限界内に収まるように、腰部にRを付けた形状になってます。
 制御装置はIGBT素子を用いたデュアルモードVVVF/CVCFで、170kWの誘導電動機を3台制御できます。
 台車は空気バネに給排気機能を設け車体を最大2度傾斜することが出来る傾斜制御装置を備えた台車が採用され、曲線の通過速度が+10〜15km/h向上させることが出来ます。
 ブレーキ方式は全電気指令ブレーキで、回生ブレーキ制御は停止まで電気ブレーキが利く純電気ブレーキを採用してます。
 常用ブレーキについてはTICS(Train Information Control System)により編成単位でブレーキ力を管理し、制輪子の摩耗を低減してます。
 従来の電気指令ブレーキ車との混結を可能にするため、接点信号読替装置を装備してます。
 ただし、従来の電気ブレーキ車と混結したときは車体傾斜制御は行われません。
 車内の座席は電動回転式リクライニング連動座面ティルト機構を採用し、乗り心地の向上が図られてます。
 シートピッチは1000系と同じ1,000mmとなってますが、座席の足下に空間を設け居住性を向上してます。
 車内妻面には22インチの液晶ディスプレイが設置され文字による案内の他、走行時の前方風景を映し出すことが可能です。
 全車座席指定の特別車で、愛称をμ(ミュー)と称してます。
 登場時の基本編成は3両編成でしたが、予想以上の混雑と愛・地球博の輸送に対応するため、3両編成を2本連結して6両として対応した。
 2006年(平成18年)には輸送力を増強するため、中間車を1両連結し4両編成が基本となるように増結されました。
 増結に際し、モ2050形のパンタグラフはモ2150形に移設されました。
 編成は下記の通りです。
 ・登場時
 ←名鉄岐阜方
 モ2100(Mc)−モ2050(M)−ク2000(Tc)
 ・4両編成組み替え後
 ←名鉄岐阜方
 モ2100(Mc)−モ2150(M1)−モ2050(M)−ク2000(Tc)
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