12200系(12334) 特急 7004レ
大阪線 鶴橋 2006年4月9日撮影
 1969年(昭和44年)に登場した特急電車です。
 登場時はモ12200形とク12300形の2両編成でした。
 基本的な性能や外観は12000系に準じてますが、細部に渡り変更点があります。
 車体は20m車体で出入り口は片側1カ所となったます。
 車体側面には方向幕が設けられてます。
 初期型車は不燃基準がA基準となってましたが、製造途中で地下線区走行を考慮しA−A基準となりました。
 座席はリクライニング付きのクロスシートが採用されてます。
 車内には12000系より拡大されたスナックコーナーが設けられましたが、21編成以降は営業上の問題により設置されなくなりました。
 トイレは和式と洋式がク12300形の車端部に設けられ、洗面所はデッキ部に設置されました。
 1971年(昭和46年)から中間車が製造され、4両又は6両編成が組成されました。
 当初はモ12050形とサ12150形と言う形式でしたが、形式番号より若い番号の車両が増えたため、モ12020形とサ12120形にそれぞれ変更されました。
 モ12020形には車内販売基地、サ12120形には補助席とトイレと洗面所が付いてます。
 1977年(昭和52年)から既に使用停止していたスナックコーナー部分に座席を増設し、側面窓を他の座席部分と同じ形の窓にされました。
 上記の改造は3編成のみにとどまり、後の改造車は撤去されたスナックコーナーの後に車内販売基地を設け、仕切を設け客室を4名分増設しました。
 1985年(昭和60年)から車体更新工事が開始され、前面に方向幕が設けられ、客室は明るい色調の素材が採用されました。
 1988年(昭和63年)には120km/h対向のためブレーキ装置の改良が図られてます。
 1991年(平成3年)以降の更新車については21000系に準じた車内に更新されてます。
 また、一部車両にはパンタグラフをした枠交差式に変更した車両があります。
 一部の車両は団体専用の15200系に改造されてます。
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