3573
3500形(3576編成) 普通 57運用 1457列車
京成本線 町屋〜千住大橋 2007年4月22日撮影

3508
3500形更新車(3508編成他8連) 特急 A17運用 15A17列車
京成本線 菅野〜京成八幡 2007年5月1日撮影

3557
3500形(3557) 京成高砂駅
ほぼオリジナルに近い昔の姿

3500形(3536F) 1658列車
京成本線 京成小岩〜江戸川

 1972年(昭和47年)〜1982年(昭和57年)にかけて東急車輌・日本車輌・川崎重工で製作された通勤車両で、軽量化、メンテナンスフリー化、経済性の追求を図っています。
 車体は18mセミステンレス車体で片側に両開き式扉が3扉設けられ、京成電鉄発の新製冷房車となってます。
 台車は住友金属製のSミンデン式(FS-389・FS-089)に統一されました。
 登場時は先頭台車はモーター無しで、先頭台車の基礎ブレーキが抱き合わせ式、それ以外は片押し式となっていました。
 3501〜3516は車号や社名略称プレートの地色が青なのに対し、3517以降は帯の色に合わせて赤になっていました。
 1992年(平成4年)に一部の編成で暫定的に帯色の変更が行われました。
 1993年(平成5年)に本格的に帯色の変更が行われました。

・車体更新車
 1995年(平成7年)度から車体更新工事を行い、正面デザインが大幅に変更され、先頭折妻化、先頭窓大型化、ヘッドライトとテールランプが一体化が行われ、従来の種別表示板の代わりに種別表示装置が取り付けられました。
 側面窓はバランサー付きの上段下降式となり、窓開閉の微調整が出来るようになりました。
 車内の壁面は化粧板を白色系に張り替え、蛍光灯の増設も行い明るくなりました。
 また座席は3700形等で採用されたものと同様の個別シートが採用され、先頭車には車椅子スペースが設置し、非常時には乗務員と通話できるよう非常通話器も採用されました。
 京浜急行電鉄へ乗り入れるため先頭台車に主電動機を移設しました。
 乗務員室には、モーター故障時にユニットカットが容易に出来るようにユニットカット用のスイッチが設けられました。
 冷房装置は、客室内の温度や湿度に応じて自動運転できるようになりました。
 旅客案内用に新たに車外スピーカーが1両あたり4個取り付けられました。
 1998年(平成10年)に更新された3536編成で試験的にシングルアーム式パンタグラフが搭載され、2000年(平成12年)以降の更新車からは本格的に採用されてます。
 想像以上に車体の経年劣化が進んで更新コストが膨らんだだめ、全車に行われる予定だった更新工事は途中で打ち切れれました。

 2003年(平成15年)に一部の未更新車が廃車されました。
←戻る TOP 掲示板