604-8
600形(604-8) 普通 59H運用 1459H列車
京成押上線 四つ木〜京成立石 2007年6月9日撮影
 1994年(平成6年)3月、都営及び京成線乗り入れ用として登場した車両です。
 車体はアルミ製の18m車体で、片側に両開き式扉が3カ所設けられてます。
 1号線直通規格に基づいて製作され、スピード感、安定感、軽快感を持ち合わせ、先頭部は3次元曲線を採用しています。
・1〜3次車
 客室内はオールクロスシートで製造され、一部のボックスシートがラッシュ時に一人掛になるツイングルシートが開発されましたが、後にロングシート化またはそのまま固定されてます。
 ドア付近に跳ね上げ式の補助席が設けられ、ラッシュ時には使用できないように施錠されてます。
 性能は1500形VVVF車と同様であるが、将来のスピードアップに備えて乗り心地の改善を図るため、両端ダンパ(横揺れ制御)の新設と、台車設計の変更を図っています。

1〜3次車主要諸元
形式 定員(座) 自重 最大寸法(mm) 台車 主電動機 歯車比 制御装置 制動装置 補助電源装置 冷房装置 備考
全長 全幅 全高 形式 出力(kw) 形式 kcal/h
デハ600(Mc1) 118(54) 33.5 18,000 2,830 4,050 TH600M KHM-1700 120 4 5.93 VVVF MBSA CU-71F 36,000 1  
デハ600(M2) 128(64) 32 4,020 SIV  
サハ600(Tu) 24.5 TH600T - - - -  
サハ600(Ts) 25.5 - - - - SIV  
デハ600(M1') 33 4,050 TH600M KHM-1700 120 4 5.93 VVVF  
デハ600(M2) 32 4,020 SIV  
デハ600(M') 32.5 4,050  
デハ600(M2c) 118(54) 33 4,020 SIV  

・4次車
 1996年(平成8年)に製造された4次車は1〜3次車から仕様変更されてます。
 変更概要は下記の通りです。
1.1個の制御装置で4台の180kW主電動機を制御する方式に変更され、M車とT車の比率を1:1に変更したことにより、編成の組み方が変更されてます。
2.パンタグラフをシングルアームに変更してます。
3.室内は扉間にボックスシートと二人掛けの固定座席が組み合わされた配置になってます。
 また、4両固定編成も製造された。
4次車主要諸元
形式 定員(座) 自重 最大寸法(mm) 台車 主電動機 歯車比 制御装置 制動装置 補助電源装置 冷房装置 備考
全長 全幅 全高 形式 出力(kw) 形式 kcal/h
デハ600(Muc) 118(54) 34 18,000 2,830 4,020 TH600M KHM-600 180 4 5.93 VVVF MBSA CU-71F 36,000 1  
デハ600(Msc)  
デハ600(Mu) 128(64) 31.5  
デハ600(Ms) 33  
サハ600(T) 23.5 TH600T - - - -  
サハ600(Tp1) 25.5 4,050 - - - - SIV150kVA  
サハ600(Tp2) - - - - SIV75kVA×2  

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