205系
205系 りんかい線 東雲駅 2002年12月29日撮影
 1985年(昭和60年)に山手線に登場した20m4扉の軽量ステンレスカーです。
 形式はクハ205(奇数向きの先頭車)、モハ205(主幹制御器、主抵抗器、パンタグラフを搭載した中間電動車)、もは204(電動発電機、コンプレッサーを搭載する中間電動車で電動発電機を搭載しない車両もある)サハ205(中間付随車)、サハ204(中間付随車で補助電源装置を搭載した6扉車)、クハ205(偶数向きの先頭車)があります。
205系
205系 武蔵野線 2004年2月15日撮影

 車体は軽量ステンレス製で、台枠を除いてほとんどがステンレスで構成されています。戸袋窓も当初から無く、すっきりした印象を受けます。1次車は2段窓で登場しましたが、2次車から1段窓に変更され、さらに側扉の窓の大きさも変更されました。京葉線と武蔵野線に登場した車両は先頭スタイルが変更されています。
 制御装置は近郊形電車用に開発された界磁添加励磁制御方式が採用されました。ブレーキ方式は回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ方式が採用されました。台車はボルスタレス方式で乗り心地が改善されました。
 1990年(平成2年)に6扉試作車のサハ204の900番台が登場し、混雑の激しい山手線に連結されました。ラッシュ時はいすを跳ね上げ、オフタイムにはいすが出せる構造となっています。1991年(平成3年)には量産車が登場しています。1994年(平成6年)には横浜線用に100番台が登場しました。
 1991年(平成3年)には相模線電化用に500番代が4両編成で登場しました。先頭形状が変更され、半自動扉を採用し14インチモニタとICカードを使用した乗務員支援装置を採用しています。また、踏切事故防止のためスタートが取り付けられました。
205系
205系 南部支線 浜川崎 2004年3月21日撮影

 近年E231系の増備により転配が進み、中間車を先頭改造したり、電動車をインバーター改造したりしています。 
JR西日本所属205系
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