9300系(9501F) 1649列車 急行
阪神本線 大物 2007年8月15日撮影

9300系(9501F) 1541列車 急行
阪神本線 大物 2007年8月15日撮影

1.概要
 2001年(平成13年)3月10日のダイヤ改正に合わせ、急行用として37年ぶりにクロスシートを備えた当形式が登場しました。

2.車体構造
 車体は18m鋼製車体となり片側に3箇所両開き式扉が設けられてます。5500系同様屋根と戸袋窓の外板にステンレスを用い、耐食性を高めています。外観は5500系のイメージを受け継ぎ、前面窓の下部に緩いカーブが付き、裾隅を斜めにカットしています。側面も従来通りの窓配置ですが、クロスシートとしたことで扉幅が100mm短い1300mmとなりました。

3.車内構造
 客室内は山陽電鉄への直通運転に考慮してセミクロスの座席配置を基本としていますが、編成両端部はラッシュ時の混雑緩和対策としてロングシートとしました。中間の4両は扉間に4列の転換式クロスシートが配置されていますが、扉付近は固定クロスシートとなってます。
 案内表示器は5500系と同じ路線マップ併用LED式車内案内表示装置が採用されてます。

4.機器類
 制御装置は阪神初のIGBT-VVVFインバータ制御のSFV047-A0(東芝)が採用され、主電動機は130kW/hのTDK-6146-A(東洋電機製造)が採用されてます。台車はボルスタレス台車のFS-144B(電動車)、FS044B(制御車)が採用されてます。

5.主な履歴
 2007年(平成19年)にバンドン式密着連結器から一般的な柴田式(廻り子式)密着連結器に交換されてます。

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