6157F
6050系(6157F他6連) 区間快速 62列車
東武日光線 板荷〜下小代
 1985年(昭和60年)に野岩鉄道への乗り入れに合わせて、1964年(昭和39年)に登場した快速用車両6000系の車体を更新した日光線快速用車両です。
 野岩鉄道の60100系、会津鉄道の60200系は、6050系の同一設計車で、いづれも新栃木検修区に配属されて東武車と共通運用されています。
 従来の快速用車両6000系の台車、主電動機、ブレーキ装置を流用、冷房装置を取付、寒冷地対応にした更新車です。全22編成が車体更新された他に、更新工事中の車両不足を補う為に2編成(60100番台)が新製されました。この2編成は直通運転開始に合わせて、野岩鉄道に譲渡されています。その後1988年(昭和63年)に8編成(内1編成は野岩鉄道60100番台)が新製、更に1990年(平成2年)に会津鉄道用に60200系1編成が新製されましたが、外観等は変化ありません。
 塗装は白を基本にオレンジと赤の帯、前面は窓の上下を黒く塗って一体感を持たせています。車体中央部には、自動種別行先表示装置が設置されています。
 出入口は片側2カ所、通勤用に使われる事も有るため両開きとなっています。窓は座席配置に合わせて一段下降式が7枚並んでいます。
 室内は、6000系を基本にしていますが、シートピッチを広げ、出入口の両側に2人掛けのロングシートを設置したため、6000系では片側9組有ったボックス席は7組に減っています。窓際には固定式のテーブルが有り、さらにその先端に折りたたみ式のテーブルが付いています。
 途中駅で分割される事が多いので、車内貫通路の上にも自動種別行先表示装置が取り付けられており誤乗防止に一役買っています。
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