2000系
新2000系(2070F) 5408列車
池袋線 秋津 2007年5月4日撮影
 1977年(昭和52年)に登場した通勤車両です。
 これまでの西武スタイルを一新し、車体はA−A基準に準じた20m鋼製車体で、片側に両開き式扉が4カ所設けられてます。
 全面に貫通扉が設けられました。
 A−A基準と全面貫通扉が採用されたのは、新宿駅への乗り入れが構想されていたことに起因します。
 側面窓は下段上昇・上段下降の2段式が採用され、上段はフリーストップ式が採用されてます。
 制御装置は界磁チョッパ制御で、回生ブレーキ付き全電気指令式ブレーキが採用されてます。
 主制御器はMMC-HTR-20D(弱め界磁起動1段、直列13段、並列11段、弱め界磁無段階)が採用され、130kWの主電動機制御します。
 当時は回生ブレーキの特性を生かし、駅間距離が短く、力行・ブレーキの回数が多い新宿線に投入することにより、省エネルギー効果を得ていました。
 1979年(昭和54年)までに6両編成17本が誕生し、すべて6連で運用されてましたが、1983年(昭和58年)には1M方式のクモハ−クハの2連が登場しました。
 1988年(昭和63年)に登場した後期形(2031F、2033F、2417F、2419F)はベンチレーターの箱形化、側灯のLED化、全面ワイパーの増設(助士席側)、胴受けの変更、側面行き先方向幕取り付け準備などが異なる。
 1988年(昭和63年)から車体の一部に変更が加えられたマイナーチェンジ車が登場しました。
 変更内容は下記の通りです。
 ・先頭車の窓周りと表示器周りに黒い縁取りが施され、排障器が設けられてます。
 ・車体側面窓は一段下降式となり、戸袋窓が設けられ、行き先表示器が設けられてます。
 1993年(平成5年)までの間に新旧合わせて450両の大所帯になりました。
 2097Fの一部は6000系導入前の各種試験を行うため、GTO-VVVFインバーター制御試験車になってます。
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