101系
101系(1193F+1197F) さよなら101系臨時列車
新宿線 新所沢〜入曽間 2004年12月19日撮影

101系
新101系(1237F+1235F) 急行 2162列車
池袋線 ひばりヶ丘駅 2007年5月4日撮影
 1969年(昭和44年)10月に開業した西武秩父線は25パーミルの勾配が連続する山岳線区なので、これに対応すべく150kWの主電動機に抑速ブレーキを備えた101系がその年の3月から製造されました。
 車体は801系同様20m鋼製車体で片側に3カ所両開きドアが設けられてます。また、冬季の寒冷対策としてヒーター容量の増加、客席扉の一部開閉機能(編成中乗務員室近くの1枚しか扉が開かない)などを備えている。
 ブレーキ装置には応荷重付き発電ブレーキ併用電磁直通ブレーキが採用されました。
 台車は800系の先頭車に採用された台車を改良した空気バネ台車(FS-072、FS-372)が採用されてます。
 通勤から山岳線まで幅広く使用可能な西武初の高性能車となった。
 当初は非冷房の4両固定編成が増備されたが、1972年(昭和47年)の夏に登場した171F×4から6編成は試験的に分散型クーラー(パンタ付きモハは集中型)を搭載して登場しました。扇風機を併用するこの車両は冷房時、音も静かでよく冷えました。その後再び非冷房車が増備されたが、1973年(昭和48年)に、121F×4両5本が中間にM車を1ユニット追加して6両固定編成化される際に、新造モハが集中型CU72Bクーラーを搭載して登場し、連結相手の4両も同時の冷房改造を受けました。このグループは西武で初めての冷改車となって、後に他の4両編成の非冷房車も年式の新しいものから順に冷改されました。翌1974年(昭和49年)の191F×4から以降はすべて新製時から冷房付きで登場しました。
 1979年(昭和54年)に突然番号が飛んで281から始まった2両固定編成は、正面デザインも一新され、窓配置やアコモデーションが一新されて登場し、後に従来の連番227から始まった4両編成も同様のデザインとなりました。また、このグループから東急車輌製のものが加わるようになりました。
 最近、分散型冷房車は集中型に改良され、一部の車両は4000系9000系10000系に機器を一部譲るため、廃車されました。
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