8266F
8000形(8266F) 1251列車 急行
小田原線 生田 2007年5月20日撮影

8000形(8251F) 2225列車 急行
小田原線 代々木八幡 2007年9月23日撮影

1.登場背景  1982年(昭和57年)〜1987年(昭和62年)にかけて東急車輌、川崎重工、日本車輌で合計32編成160両が製造されました。

2.車体構造
 車体は鋼製20m車体で、片側に両開き式扉が4扉設けられてます。屋根板や床板はステンレス鋼とし、側窓もユニット構造にするなど徹底的な腐食対策が行われました。前面は柱を目立たなくして大きな一体窓に見える近代的なデザインとなりました。貫通路は幅が狭くなり両端に扉が設けられてます。

3.車内設備
 座席はロングシートで車端部が4人掛け、ドア間が7人掛けとなってます。天井はラインフローが採用されました。

4.機器類
 制御方式は界磁チョッパ制御で、140kWの主電動機を制御します。主制御器はFCM-148-15MDRH(直列13段・並列10段・回生13段)が採用されました。ブレーキはHSC−Rが採用されました。補助電源装置は8251F〜8258Fまでがブラシレス電動発電機(MG)で8259F以降と4両固定編成が静止形インバーター(GTO-SIV)が採用されました。台車はアルストムリンク式のFS-516(電動車)、FS-016(付随車)となってます。編成は、Tc−M−M−Tcの4両編成と、Tc−M−M−M−M−Tcの6両編成がある。

5.主な履歴
 1984年(昭和59年)に登場した8052Fと8257Fは、製造時からイベントカーとして赤、黄、茶の3色の幾何学模様の塗色で登場したが、1987年(昭和62年)に一般色に戻されました。
 1987年(昭和62年)春に向ヶ丘遊園で開催された「蘭・世界大博覧会」を記念して、4編成にストライプが入れられました。(現撤去)
 2002年(平成14年)にリニューアル工事(前面・側面行き先表示器のLED化、パンタグラフのシングルアーム化、補助発電機のIGBT-SIV化、内装の更新等)が開始されました。
 2003年(平成15年)に上記の更新加え制御装置がIGBT-VVVFインバータに変更する更新が行われました。以降細かい変更を重ねつつ更新が行われてます。

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