6000系(6032) 南海本線 新今宮 1999年5月8日撮影
 南海通勤車の本格的な高性能化は1962年(昭和37年)の6000系に始まったといえます。同時に、オールステンレス車であるという意味でも南海初。現在の南海通勤車の源流をなす車両です。
 窓配置や正面スタイルは1521系の流れを引継いでいます。扉が片開きであることも1521系と同じ。ただ窓は2段窓となっています。ステンレス車であるにもかかわらず正面半流型を主張したために東急車両を困らせたそうです。
 1985年(昭和60年)から冷房化と併せて車体更新工事を実施。同時にパイオニア台車をS形ミンデンにはき替えています。現在72両全車が更新され、区間急行・準急・各停として6−10両で、林間田園都市以北の区間で活躍しています。
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