30000系 南海本線 新今宮 1999年5月8日撮影

 1983年(昭和58年)に3代目「こうや号」として30000系が登場しました。  30000系も足回りは21000系に準じた、抵抗制御車です。主電動機は将来のスピードアップや山岳区間の1ユニット解放に備え、145kWにパワーアップしました。ブレーキは南海で初めて電気指令式を採用しています。  車体は観光特急にふさわしいノーブルなデザイン。前面は流線型、大型曲面ガラスで展望をよくし、座席は回転式リクライニングシート、室内の側窓上部に座席毎に設けられた照明灯が南海の優等車の伝統を残しています。  塗色はアイボリーホワイトとワインレッドのツートンカラー。  現在2編成あり、難波−極楽橋間の「こうや号」の他、難波−橋本間の通勤有料特急にも運用されています。
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