7034
7000系(7034) 犬山線 犬山遊園〜鵜沼 1989年8月4日撮影

 1961年(昭和36年)6月1日、今ではすっかり名鉄の看板車両になった、“パノラマカー”が名古屋本線に登場した。
 運転席を2階に上げて乗客に前面を展望出来るような設計となった。また、名鉄のミュージックホーンを初めて搭載した。機能的には従来のSR車と揃えられたが、110km/h運転の立役者となった。
 一次車は6連×3本で、台車は名鉄初の空気バネ式FS335を履いた。その後、支線への乗り入れを考慮して4両編成も多数登場した。一時は116両の大所帯にまでなったが、8800系製作の際、台車や機器などを譲り、廃車された車両もあるので現在は108両となっている。また、一部の車両には車体に白帯を巻いて特急線用車両にもなっている。
 1975年(昭和50年)登場の最終増備車は、中間車モ7100系のみとなった。これはラッシュ対策として、両開きの扉に扉の両脇はロングシート車となった。
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