8764
8000系(8764) 特急
 京王線 調布 2006年8月20日撮影
 1992年(平成4年)に登場した京王線の通勤車両です。
 最新技術を導入し、多様化するニーズに対応した車両をめざして設計され、1992年(平成4年)に通商産業省のグッド・デザイン商品に選定されました。
 車体は20m4扉の軽量ステンレス構造で、京王電鉄のイメージカラーであるレッドとブルーの帯が巻かれています。アイボリーホワイトの車両先頭部は普通鋼製で、大型曲面ガラス窓の採用により、ワイド感を強調するとともに、プラグドアの非常用貫通扉を設けています。
 制御装置には京王電鉄初のVVVFインバータ制御を採用し、省力化・省エネルギー化が図られています。また保守の効率化のほか乗務員支援を目的として、乗務員室の設定器・ガイダンス表示器と各車両を結んだモニターシステムも設置されています。このシステムを使って方向幕や空調の一括制御のほか故障の際の応急処置の表示や各種試験まで行うことができます。
 車内はアイボリー系の色でまとめられ、明るい雰囲気になっています。座席はロングシートで一人ずつ区分のついたバケットシートを採用し、京王では初めて車椅子のためのスペース(10両編成中2カ所)を設けています。
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