209系
209系0番代
京浜東北線 蒲田〜川崎 2004年9月20日撮影
209系500番代
209系500番代
京浜東北線 蒲田〜川崎 2004年9月20日撮影
 1991年(平成3年)に「寿命の適正化、新造価格の低減、重量の低減、メンテナンスフリー」をコンセプトに掲げた901系通勤形直流電車を開発し、仕様の異なる3編成(A・B・C編成)を量産試作車として営業運転に先行投入させ、様々な比較検討を元に量産車として登場したのがこの209系です。
 最高運転速度は110km/h、10両編成でMT比率は4M6T、6両編成で4M2Tとなっています。
 車体構造は軽量ステンレス構造とし、今までの溶接主体の構造から一体プレス加工方法の導入による剛性の強化により外板厚さを205系の1.5mmから1.2mmにし軽量化を図るとともに、部品点数を減らすことにより製造工程の短縮が計られています。外観的にはビートのないステンレスですっきりとした感じに仕上がっています。メーカーによって車体構造が若干違いますが、基本寸法は同一となっています。ドア間の窓はすべて固定式の大形窓となってますが、車端部の窓は下降式となっています。
 連結器は先頭部のみ密着式自動連結器とし、その他は半永久式連結器となっています。緩衝器は先頭部のみ205系で使われているRD16形緩衝器とし、その他は初圧0タイプ(ダブルアクション形)としています。
 座席は一人あたりの占有幅を拡大し、個別区分化しています。座席構造は座席ヒーターを小型化することにより方持ち式とし、清掃作業を容易にしています。
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