8300系(8303F) 8020列車 特急
京都本線 南茨木 2007年8月15日撮影

8300系(8303F) 8020列車 特急
京都本線 南茨木 2007年8月15日撮影

1.概要
 1989年(平成元年)に製造された車両で、神戸線の8000系に相当する大阪市交通局堺筋線乗り入れ対応VVVFインバーター車両です。

2.車体構造
 車体は18m級のアルミ製車体で、片側に両開き式扉が3扉設けられてます。

3.車内設備
 座席はロングシートで、化粧板は濃いめの木目調となってます。側窓にパワーウィンドウが設けられ、さらに、車椅子対応スペースが設けられてます。

4.機器類  制御装置はGTO-VVVFインバーター制御(RG619-A-M、RG637-A-M:東洋電機製造)が採用され、主電動機はかご形三相誘導電動機(TDK6125-A:東洋電機製造)が採用されてます。ブレーキ方式は電気指令式空気ブレーキ(HRDA-1)が採用されてます。台車はFS-369A(電動車)、FS069A(付随車)が採用されましたが、後の増備車はボルスタレス台車のSS-139(電動車)、SS-039(付随車)が採用されました。

5.主な履歴
 1991年(平成3年)に製造された車両から前面の飾り帯が廃止されてます。それに伴い、既存の編成も順次飾り帯が撤去されました。
 1992年(平成4年)に製造された車両から堺筋線用の自動放送装置が取り付けられました。
 1993年(平成5年)に製造された車両から先頭車の形状が横から見るとくの字に折れた形となりました。
 1994年(平成6年)に製造された車両からボルスタレス台車が採用されました。
 1995年(平成7年)に製造された車両から前面窓が下方向へ延長され、前面方向幕が大型化されてます。最終増備編成の8315Fはシングルアームパンタグラフが採用されました。

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