6300系(6354F) 9012列車 特急
京都本線 南茨木 2007年8月15日撮影

6300系(6352F) 9016列車 特急
京都本線 南茨木 2007年8月15日撮影


1.概要
 1975年(昭和50年)〜1978年(昭和53年)と1984年(昭和59年)に2800系に代わる特急車として登場しました。

2.車体構造
 車体は19mの鋼製車体で、片側に両開き扉が2扉設けられてます。前面は表示幕装置が採用され、標識灯・尾灯の正面窓下へ変更しイメージチェンジが図られてます。扉間の客室窓は2連窓が採用されてます。また、中間妻面の窓は設けられてません。運転室後部のHマーク、さらに屋根をアイボリーとしたツートンカラーとし、当時としては斬新なスタイルとなりました。

3.車内設備
 座席は圧縮空気による一斉操作可能な転換クロスシートが採用されました。

4.機器類
 制御装置は抵抗制御(ES767)が採用され、140kWの主電動機(TDK8580-A)を制御してます。ブレーキ装置は電気指令式が採用されました。ハンドルはワンハンドルマスコンが採用されてます。パンタグラフは下枠交差形が採用されてます。後に登場した6330形では制御装置は界磁チョッパ制御(ES773-E)が採用され、主電動機は同型ながら150kWに出力アップされてます。

5.主な履歴
 1976年(昭和51年)にブルーリボン賞を受賞してます。
 1984年(昭和59年)に界磁チョッパ制御の6330形8両編成1本が製造されました。
 1987年(昭和62年)には京都寄先頭車にカード式公衆電話が取り付けられています。
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