2300系(2321) 京都本線 淡路 1999年5月7日撮影

 1960年(昭和35年)〜1967年(昭和42年)までに製造された車両。マルーン車体に銀色のアルミサッシュという、阪急スタイルを築いた2000系シリーズの京都線版です。
 制御装置にトランジスタを多用した自動定速制御及び回生ブレーキ機能を持っていたことから、当時は「電子頭脳車」とか「オートカー」と呼ばれ、その性能が評価され、第1回ローレル賞を受賞している。2800系が登場するまでは特急として活躍したが、その後新車の登場により順次格下げし、現在は普通列車主体です。
 製造時期により、台車や貫通路の広さなど、いくつかのバリエーションがあります。
 1981年(昭和56年)から冷改工事が始まり、同時に制御装置の更新も行われ、定速制御は廃止されたものの界磁チョッパ制御車として生まれ変わりました。また、冷改完了後に順次表示幕取付工事が行われてます。
 また、2311と2331のMc−M’のユニットは冷改の際に試験的に電機子チョッパが採用されています。
←戻る TOP 掲示板